研究テーマ

海洋における微生物の営みを解き明かす

当研究室は、現場での採水・採泥、培養実験、同位体トレーサー、分子生物学的手法を組み合わせ、 海洋微生物が担う生態学的・生物地球化学的役割を解明します。

深海その場での微生物活性を測る

深海その場での微生物活性を測る

現場での速度測定は、いつ・どこで海洋の生物地球化学循環の理解を変えるのか?
船上での培養は圧力や温度を変えてしまい、活性の推定値に偏りを生じさせる可能性があります。 私達は、できる限り深海の条件に近い状態で微生物活性を定量することに重点を置いています。
現場型微生物培養装置(ISMI)を用いて深海で直接培養を行い、その場の環境条件下で活性を測定します。

現場培養 微生物活性速度 深海生物地球化学
高圧と低温に生きる

高圧と低温に生きる

高い静水圧と低温は、微生物の代謝と活性にどのような影響を与えるのか? 深海は高圧・低温で特徴づけられますが、それでも微生物は活動を続けています。 こうした制約を理解することは、変化する海洋に対して微生物による有機物の分解がどう応答するかを 読み解くうえで不可欠です。 現場培養と制御培養を用いて、異なる圧力・温度条件下での活性と細胞機能を比較します。

静水圧 低温 微生物代謝
誰がいて、何をしているのか?

誰がいて、何をしているのか?

微生物群集とその活性パターンは、水深・季節・水塊によってどのように変化し、何がそれを駆動しているのか? 存在することは機能を意味しません。休眠している細胞もあれば、活発に活動している細胞もあります。 群集構造を活性と結びつけることが、その生態学的役割と生物地球化学的影響を理解する鍵となります。 現存量を定量し、群集を特徴づけ、活性速度を測定します。

群集構造 活性と休眠 微生物地理分布